小児外科は生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)から学童期(中学生:16歳未満)までのお子さん方の外科治療なら国立岡山医療センター小児外科まで。

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2013年12月26日

新生児搬送

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こんにちは。片山です。
クリスマスも終わりましたね。急いたように次は正月がやってきます。
皆様、門松までは必要ありませんが、少しずつ正月にむけて、新年にむけて行動を起こしているでしょうか??
私はもうすでに新年には間に合わない年賀はがきをがんばって書いているところです。

さて、医療者にももちろん年末年始の休暇はありますが、仲間たちと分担してそれぞれの当番日を決め、この大型連休にも過不足なく小児外科疾患のこども達に対応できるようにしています。

そんな中、本日お話しする内容は救急車です。
たいていの場合、救急外来に駆け込んでくる時は自家用車ないし救急車で病院に来るのではないでしょうか?
実は私達が自ら救急車に乗り込んで患者さんを迎えに行くこともあることはご存知でしょうか??

実は生まれたばかりの赤ちゃんで急を要する小児外科的疾患があれば、近隣の産婦人科から迎えに来てほしいという要請が来ます。
本来ならお母さんと一緒に当院まで来てくださいと言うところですが、相手はなにせ生まれたての赤ちゃん、さらにはお母さんは産んだばかりでへとへとです。また、搬送先の病院(ここでは私達のいる病院)には産婦人科はすでに満床でお母さんは入院できないかもしれません。またさらには赤ちゃんが実は相当危険な状態だったりしますので、その場合移動中でも治療を必要とすることもあります。
なので、私達は要請があれば救急車に乗り込んで迎えに行くのです。

要請してくださった病院に到着して赤ちゃんの診察を行い、現在の状態を両親に説明し、自分達の病院に帰ってきて、しかるべき検査および治療を行う・・・ 救急車に乗り込むときは私達も緊張に手に汗握りますが、元気のなかった赤ちゃんが、治療後に元気になる姿をみるとホッとするし、大きな泣き声を聞いていると逆に力をもらっている気になります。がんばってよかったな~って思える瞬間でしょうか。

というわけで、道中急がないといけないこともありますので、救急車があなたの乗っている車の近くを通るときは是非快く道を譲っていただけると幸いです^^

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