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胆道閉鎖症研究会

　茨城県水戸市で開催された第40回胆道閉鎖症研究会に出席してきました。
　胆道閉鎖症研究会とはその名のとおり胆道閉鎖症に関連した内容しか提示されていないような学会であり、胆道閉鎖症の研究家、専門家などといった人々が日本中から集まってきます。
　胆道閉鎖症というのは出生後すぐに見つかる胆汁の通り道である胆道が何らかの原因で閉塞（詰まる）し、胆汁が肝臓から排泄されなくなってしまう病気です。胆汁は通常胆道をとおり肝臓から消化管へ流れ出るのですが、その道が詰まることにより胆汁は肝臓の中でたまってしまい、肝硬変を引き起こし、いずれ肝不全となり命にかかわります。
　原因は不明で、ウイルス説や遺伝子説などまだはっきりと分かっていません。治療は葛西先生が発案した葛西法というのを今でも世界的に行われています。ただこれでも良くならなければ最終的には肝移植となります。

　そんな胆道閉鎖症ですが、研究会は今年で40回ですから、この研究会が催されてすでに40年が経過したんですね。そう思うと歴史を感じずにはいられません。仕事の関係ですべてを聞くことはできませんでしたが、胆道閉鎖症というのは乳幼児期におこるとても重度の病気ですので、是非ともこの研究会が病気の解明につながり、肝移植以外で治療できるようになればと願うばかりです。以上、片山でした＾＾

　しかし・・・水戸市は岡山から遠いですねぇ・・・