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2016年2月9日

第24回日本逆流性腎症フォーラムに行ってきました。

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こんばんは。

今回は片山が担当させていただきます。

今まで何回か学会報告をしてきましたが、今回は逆流性腎症フォーラムという学会に行ってきました!!

学会というよりかは研究会のような小規模な勉強会に近いでしょうか。

会員も全国で200名にも満たないニッチな学会ですが、こういう狭い分野をひたすら協議する方が実は楽しかったりします。

今回は福岡県に行ってきました。

博多ラーメンを食べて下ごしらえを済ませ意気揚々と会場に入っていきました。

さて、逆流性腎症とはなんでしょう・・・とある成書にはこう記載されています。

「膀胱尿管逆流によっておこる腎実質障害ないし腎機能障害をきたす状態」

つまり膀胱尿管逆流症という病気とそれにより起こる腎障害を逆流性腎症と言えます。

この2つに関連することについて半日かけて議論する場所が日本逆流性腎症フォーラムとなります。

完全に泌尿器系の分野ですが、私たちが標榜する小児外科というのは基本なんでも屋に近いので、こういう泌尿器関係もしっかりと見ていきます。

こまかいことを言い出したらいくら書いても書き足りませんので、内容については割愛させていただきますが、こういうニッチな分野も勉強していくことがこどもたちの健康を守っていくために必要だと思ってます。

特に今回の逆流性腎症は将来の慢性腎不全につながっていく可能性もあり、こどもの時からケアすることにより、その子の将来も守っているのだという気持ちを持つことが我々こどもを扱う外科医には大事だと思ってます。

 

でもこういう楽しい勉強ってたいてい日帰りが多くて、なかなか現地で楽しむことができません。

ラーメン屋をはしごする余裕を持つべきですよね~。

今後も積極的に参加していきたいと思ってます。

 

 

 

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